メンタルの不調での休職から復職までの流れを知ろう

うつ病やパニック障害などメンタルの不調で休職する人は年々増えています。メンタルの問題で休職した場合、専門機関で治療を受けて復職する形になります。長期間休むこと、そして戻ることに不安を抱く方もいらっしゃるでしょう。そこでここでは、メンタルの不調での休職から復職までの流れと大事なポイントを紹介しています。

休職と治療により、復職に意欲が湧いてきたら、まず主治医に「復職の準備を始めたい」という自分の意志をきちんと話しましょう。これが復職準備の第一歩です。主治医が「復職可能」と判断した場合、その旨を記載した診断書が発行されます。もし、出張禁止や残業禁止など就業に対して制限が付く場合は診断書に記載されます。

その主治医から診断書には、復職の判断基準があることを知っておきましょう。厚生労働省は復職の判断基準について、「一人で通勤できる」「業務に必要な作業ができる」あるいは「睡眠リズムが整っている」などを例として挙げています。自分の復職のタイミングを判断する際にも、これらは目安になります。復職する際は、ぜひこれらの要件を満たしているかを検討しましょう。

その後、上司や産業医と復職面談をするのが一般的です。面談では、心身のコントロールができているかどうかを見られるため、きちんと伝えるようにしましょう。それにより、職場側の方の不安も軽減されます。同時に、自分ができること、できないこと、配慮が必要なことも正直に伝えましょう。きちんと自身を知り、守ることが、安心して働き続けられる結果につながります。